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戦後復興の象徴であった
那覇・牧志と「コカ・コーラ」
戦後復興の象徴として、多くの人々の暮らしと商いを支えてきた那覇・牧志。かつての市場の記憶を受け継ぐこの場所に「もう一度にぎわいを」と、沖縄色豊かな18店舗が集結した複合商業施設が「MAKISHI CARNIVAL(マキシカーニバル)」です。その発起人であり、施設を運営するシンバホールディングスCEO・安里繁信さんが目指すのは、古きよき街の文化やストーリーを残しながら、沖縄ならではの食文化と新しい楽しみ方を発信すること。その傍らにあるのが、安里さんが「沖縄の戦後復興とともにあった」と語る「コカ・コーラ」です。那覇・牧志の伝えていきたい記憶とともに、安里さんが、“沖縄でしか伝えられないこと”にこだわる理由を伺いました。
戦後復興の象徴だった牧志に、
もう一度“希望の灯り”を灯す
「戦後、僕の親父が離島から出てきて商売を始めたのが、この場所なんです」
こう語るのは、那覇・旧牧志公設市場の建物を再利用したフードホール「マキシカーニバル」を運営する、シンバホールディングスの安里繁信さん。
「宮古島のさらに先、伊良部島から沖縄本島へ渡ってきた父は、当時まだ中学生でした。長男だった父は、家族にひもじい思いをさせまいと、現在のマキシカーニバルが立つ場所にみかん箱の空箱を置き、その上に下着や靴下を並べて商売を始めたと聞いています」
※離島生まれ・離島育ちの両親のもとで育ったという、シンバホールディングス(株)CEO・安里繁信さん。沖縄県浦添市出身。「マキシカーニバル」の運営をはじめ、不動産開発、総合物流、貿易、総合広告代理店など多岐にわたる事業を通して、沖縄経済の活性化に尽力
当時、このあたり一帯は、同じようにさまざまな離島から渡ってきた人々が集まり、生活の糧を得るため、ひしめくように商いがスタート。その後、那覇市主導で公設市場として整備され、牧志・平和通り一帯は沖縄の戦後復興を象徴する場所へと発展しました。
※1階と2階を結ぶ階段には、牧志の歴史を紹介するコーナーも
しかし、かつて多くの人で賑わった市場も2022年に閉鎖。人通りは途絶え、夜には真っ暗になるほど街全体の経済が衰退していきました。そこで安里さんたちは那覇市や地主と協議を重ね、旧市場の建物を生かした再生に着手。「この通りに、もう一度希望の灯りを灯そう」と2026年4月に誕生したのが、沖縄色豊かな18店が集うフードコート「マキシカーニバル」です。
※国際通りから入るアーケード街「平和通り」にあり、壁面に描かれた巨大な赤いシーサーが目を引く複合商業施設「マキシカーニバル」。かつては、一つのテレビを囲み、みんなで座り込んで甲子園の沖縄県代表校を応援したりと、商いだけではなく、日々の生活の喜びを分かち合っていたという場所
「何でも新しくすることが価値ではないと思うんです。懐かしさがなくなってしまうと、街のストーリーまで消えてしまう。この場所は戦後、“ここから立ち上がろう”という勇気を与える場所だったし、国際通りは“奇跡の1マイル”と、そしてこちらの平和通りは“復興のシンボル”と呼ばれた場所。この通りが果たしてきた役割を含めて、文化を残し、そこにあるストーリーを継承していくことで、もう一回この場所で、にぎわいを取り戻したいと考えました」
その思いを象徴する存在のひとつが、施設中央に残る“沖縄最古”のエスカレーターです。現在は鮮やかな赤に彩られ、思わず写真を撮りたくなる「マキシカーニバル」のフォトスポットに。古いものを取り壊すのではなく、修理を重ねながら使い続け、新たな役割を与えています。
※沖縄最古のエスカレーター。「しょっちゅう止まるんで大変なんですけど(笑)、でもそれもまた文化かなと思って、前向きに捉えています」と安里さん
“チャンプルー”な沖縄の食文化に合わせる「コカ・コーラ」
戦後復興のシンボルだった地の記憶を受け継ぐ「マキシカーニバル」が新たに発信するのが、沖縄ならではの“食”。キーワードは、さまざまなものを混ぜ合わせ、新しい価値を生み出してきた沖縄の「チャンプルー」文化です。
館内には、沖縄料理店はもちろん、石垣牛を使ったハンバーガー店、県産マグロが人気の海鮮居酒屋、県産キビまる豚を使用した焼売を提供する中華など、沖縄のエッセンスを各所に取り入れた18店舗が集結。
※1階「鮪のシマトロ」では、沖縄県産の鮪や、島らっきょうやもずくの天ぷらなど、県産食材を使用したメニューが充実
「地元のものとアメリカのもの、そして日本のものを混ぜ合わせ、新しい価値を生み出してきたのが沖縄の強みであり、魅力だと思っています。だから、そこに「コカ・コーラ」は外せなかった」
安里さんがそう話す背景には、沖縄と「コカ・コーラ」がともに歩んできた長い歴史があります。
「沖縄の戦後の復興は「コカ・コーラ」とともにあった、と言っても過言ではないと思います。それくらい沖縄の社会に与えたインパクトは大きかったし、憧れでもあった。世界一のブランドであるし、なにより沖縄の誇りなんです」
※「昔は、おなかが痛いとか、頭が痛いって言うと、『コカ・コーラを飲みなさい』って親から言われて育ちましたよ(笑)」と安里さん
「コカ・コーラ」は、戦後、米軍とともに沖縄へ上陸し、正式に民間で販売されたのは、本土より6年早い1951年。日本で最も早く市民へ浸透したのが沖縄でした。現代まで沖縄の暮らしに馴染み、現在も沖縄の水を使って県内で生産される「コカ・コーラ」を、安里さんは“県産品”と表現します。
「外から突然やってきたものではなく、ずっと沖縄とともにあったもの。沖縄では『何を食べる?』となったとき、その横にはいつも「コカ・コーラ」があるんです。だから今回のコラボレーションにも、何の違和感もありませんでした」
※「マキシカーニバル」各店舗で「コカ・コーラ」を注文すると登場する、専用のグラスとコースター
そんな沖縄の食と「コカ・コーラ」との関係を、新たな食体験として楽しめるのが「コカ・コーラ Foodmarks」です。おいしい食事と最高の「コカ・コーラ」体験ができる店を認定する証で、「マキシカーニバル」では、館内のさまざまな料理と「コカ・コーラ」とのフードペアリングを提案。
※全国数カ所にしかない認証店に掲げられる「コカ・コーラ Foodmarks」
また、各店舗で「コカ・コーラ」を注文すると専用のグラスとコースターが登場、キンキンに冷えたグラスに自ら注いで味わう「コカ・コーラ」の最高においしい飲み方「パーフェクトサーブ」を体験できます。
※キンキンに冷えたグラスを少し傾け、泡が立ちすぎないようにロゴの中央付近まで丁寧に注ぐことで、炭酸の刺激や香りが引き立ち、五感でおいしさと爽快感を楽しめる「パーフェクトサーブ」
さらに館内には、シーサーなど沖縄らしいモチーフと「コカ・コーラ」を掛け合わせた装飾が随所に施され、料理を味わう時間から空間まで、ここならではの特別な「コカ・コーラ」体験につながっています。
「沖縄のまだまだ知られていない食文化をここで伝えていきたい。『沖縄ってこうなんだ』ということを僕らはこの場所でプレゼンしたいんです」
※施設前にある沖縄限定の、「コカ・コーラ」の瓶のフタをかぶった真っ赤なシーサー
若者が夢を描き、帰ってきたくなる街へ
「マキシカーニバル」を起点に、牧志・平和通りにもう一度にぎわいを取り戻す。その先に安里さんが思い描いているのは、次の世代がこの街に希望を持てる未来です。
「街が元気になるって、究極は、若者が帰ってくることだと思うんです。『この土地の未来を知りたければ、そこに暮らす若者を見ればいい』とよく言われます。若者たちがこの地域で夢を描けているか。そうすれば自然とここに戻ってきて、この街をキャンバスに、自分たちの描きたい夢を描いてくれるんじゃないかな。それが究極の街づくりだと思っています。だからこそ、すべてを新しくつくり変えるのではなく、街が歩んできた時間や記憶を残しながら、次の世代へと手渡していくことを大切にしたい。ここ沖縄でしか伝えられないことに、こだわりたいんです」
※「沖縄が沖縄であり続けるためには、ここを残さなきゃいかんっていうのが、僕らのミッションです。その横には常にコカ・コーラがあったんです」と安里さん
自家製塩バンズに石垣牛100%のパティ
認定店
石垣牛バーガー専門店
Heart Land マキシカーニバル店
石垣牛100%のパティを主役に、ローストビーフ、エッグ、チェダーチーズなどを贅沢に重ねた「石垣牛バーガー」が看板メニュー。手付かずの自然が残る離島・黒島の塩を使ったオリジナルの塩バンズは、ミネラル豊富で、バターとともに鉄板で焼き上げることで旨味をぐっと引き出してくれる。もちっとした食感に手が止まらなくなる紅芋ポテトなど、付け合わせも抜かりなし。「コカ・コーラ」の真っ赤なテーブルやチェアが目を引く、アメリカンダイナー風のポップな店内。
毎日仕入れ、毎日さばく沖縄県産の生まぐろ
認定店
鮪のシマトロ
沖縄近海で獲れるキハダマグロやメバチマグロを毎日仕入れ、店内でさばく、県産食材をふんだんに使った居酒屋。名物の「豪快!生まぐろブツ盛り」や「生まぐろレアカツ」など、鮮度のいい生まぐろを盛り付けたメニューが充実。また、沖縄県産のもずくや島らっきょうを使った天ぷらは、衣をあえて“ガリッ”と香ばしい食感に仕上げているので、「コカ・コーラ」との相性も抜群。ランチタイムも海鮮メニューを楽しめるとあって、一人でも気軽に立ち寄れるのがうれしい。
キビまる豚の脂の旨味を包んだ、熱々の焼売
認定店
ひとくち中華バル 猫茶楼
沖縄最古のエスカレーターを上がった目の前。イチオシメニューは、上質な和牛のように細やかなサシが入った沖縄県産ブランド豚「キビまる豚」を100%使用した焼売。融点が30度と低く、口の中でスッと溶ける脂の旨みが特徴で、「これで焼売を包んだら絶対においしいはず」と、オーナー自ら考案した一品。スパイスが食欲をそそり、「コカ・コーラ」とも合う「毛沢東スパイシーチキン」や「麻婆豆腐」、アグー豚や島唐辛子、紅芋など沖縄らしい食材を取り入れた「五色小籠包」も人気。
沖縄県産アグー豚の旨味あふれる肉汁たっぷりの手作り餃子
認定店
琉球中華バル 朱雀 国際通り店
沖縄の食材や料理と本格中華を掛け合わせた、“琉球中華”が楽しめるお店。なかでも注目は、沖縄県産アグー豚のミンチを使い、一つひとつ店内で包む手作り餃子。アグー豚ならではの脂の甘みと、噛んだ瞬間にあふれ出すジューシーな肉汁が魅力です。そこに「コカ・コーラ」の爽快感を合わせれば、濃厚な味わいがすっきりと引き立ちます。また、糸のように細い生地カダイフを衣にした「エビチリ」や、「中華風ゴーヤーチャンプルー」、「ラフテー炒飯」など、バル使いにぴったりな創作メニューが豊富。写真映えするカラフルなネオンサインが目印。
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